今、ここにある幸せ(そこに気づく力)

4月、新年度が始まりました。

国際ヨガ協会認定のフェニックス・ライジング・ヨガセラピーの認定手続きが終了する見通しがようやっと見えてきて、
1年間+αとても大変だったなぁ…としみじみ感じています。

年度末には法事もあったり、文字通り「嵐のように」3月が過ぎていきました。

そんな中、「忙しくても、その忙しさをマインドフルに見ていく」「焦りや不安が起こっても、ただ、そこに気づいて、こころをドシっと据える」ということを常々心がけてすごしました。それは年度末を乗り切るのに、とても役立ったと思っています。

と思っていた、今週…。大きな仕事が数日前に区切りを迎え、仕事の出張から帰る途中、写真の一本の桜を通り過ぎました。

帰宅して仕事の続きを…と焦りに気づきつつ、踵を返して桜に戻ります。
そこで10呼吸を丁寧に味わいながら、太陽に照らされた桜をただ味わいはじめます。

…すると…5呼吸もしたら、桜がみるみるうちに鮮やかに変わってくるではありませんか…。
じんわりと…でも、とてもしっかりと、鮮やかに。

あー…そうなんだ。桜は常にそこにある。

桜の鮮やかさを、ぼやかしているのは、紛れもなく自分だ。

自分が気づきさえすれば、桜は本来の鮮やかさを私に告げてくれるんだ…。そうだった…忘れていた。この自分自身に宿る力。

分かっているつもりでも、私たちの体験の中では、「今ここから離れていく」ということは避けられない。
でも、気づきなおしたら、幸せは今ここにあるのは間違いない。


そういったささやかな人生の幸せを感じる力を私は高めていきたいし、
ここ茨木の地でそういったあり方を高めたい人を増やしていきたいと思っています。


3月は、本格的なマインドフルネスワークショップも実施し、Youtube動画を作成したり、ゆっくりと…でも、着実な手ごたえを感じています。

今年度も、どうぞ、宜しくお願い致します。

北大阪統合折衷的心理療法研究所 

こころとからだのカウンセリングルーム和(なごみ)

所長 髙橋 暁彦